ジエゴ・コスタ事件簿① カンプ・ノウにて

ジエゴ・コスタ事件簿① カンプ・ノウにて
スペイン代表でアトレティコ・マドリードのFWジエゴ・コスタ。名前を言えば、見た目やプレーがパッと思い浮かぶ人も少なくないだろう。イカつい見た目そのままのフィジカルを生かしたプレー。それだけではなくゴール目前で相手を欺くフェイントやパス、そして確実にゴールを決める技術と冷静さ、そしてあの見た目からは想像もつかないようなスピード。今のアトレティコに必須のストライカーと言えるだろう。アトレティコだけでなくチェルシーでも大活躍したジエゴ・コスタ。獲得したタイトルは、リーガ、国王杯、ヨーロッパリーグ、プレミアリーグなど多数。また個人としても国王杯でクリスティアーノ・ロナウドを抑えて得点王に輝くなど、名実ともに優秀なストライカーとして有名だ。
 
 
 
しかし彼の特徴といえばもう一つ、熱すぎる性格や試合中に溢れ出る闘争心から生まれる、暴言などによる失態の数々。今回は彼のアトレティコでの有名な一件について紹介する。
 
対象の試合は18-19シーズンの4/6のリーガ・エスパニョーラ第31節、アトレティコの優勝争いを左右する一戦、バルセロナ戦である。前半28分、D・コスタはマンサーノ主審に暴言を吐いたとして一発退場となってしまった。コスタは一体主審になんという悪口を言ったのだろうか?

 
諸説あるが、マンサーノ主審が記入した試合後の報告書には「メ・カゴ・エン・トゥ・プータ・マドレ」訳すと「お前の売春婦の母親にクソぶっかける」要は「クソ野郎が!といったところか。
 
 
これを受けたマンサーノ主審はコスタに一発退場を与えた。重要な試合の序盤でのエースの失態による離脱は、アトレティコメンバーの士気を大きく下げる結果となった。そのほかにも審判に対し「クソ女の子供め!」と言い放って、スペイン代表でコスタを知るバルセロナDFピケに口封じをされていた。
 
 
しかしシメオネはイライラを隠し切れなかったようだ。試合後の記者会見でアトレティコのシメオネは
「直近の11試合で我々は7枚のレッドカードをもらっている。気になって試合のハーフタイムに主審に聞きに行ったよ、コスタが言ったことが本当にひどかったのかどうか、ね。なぜなら僕らはバルセロナの選手がコスタと同じことをして退場になってないからだ。すると彼はコスタが言ったことを教えてくれたよ。コスタはそんなこと言ってないって言うんだ。もしコスタがレフェリーにその通り言ったのであれば、レッドカードは疑いようがないよ。ただ、ここ11試合で7人も退場者がいるから僕らは何か間違ったことをしているに違いない。過去にフェルナンド・トーレスが2回悪質なファウルをして退場したのは覚えてるね。僕らが驚いたことは他の審判にも言えることで、テレビ観てもわかる通り、何人かの選手が審判にたくさん物言いをして、退場しないことだよ。時には心の状態も考慮することが必要な時もあるよ。コスタがあのくらい重要な試合でそれほどひどいことを言ったのならもちろん退場だろう。でもテレビで試合を観てるとき、選手が激しくジェスチャーして何か言ってるが審判は彼らを退場にすることはないよね」
 
さらにMFコケも試合後の会見で
「レッドカードが出るまではち密なプレーや作戦もうまくいってたし、僕らも頑張ってた。ここ(カンプノウでのバルセロナとの試合)にくるときは必ず何かが起こる。これまでも、僕らはバルサ戦でたくさんレッドカードをもらったし、全部がフェアだったわけじゃないよ」
 
ジエゴコスタは優秀なFWだが、同時にいくつかの欠点も持ち合わせている。彼の彼のピッチ上での態度は頻繁に彼をトラブルに巻き込む。彼はキャリアを通して、既に4枚ものレッドカードをもらっている。そして信じられない数のイエローカードも。ただ彼のチームメイトは皆、彼のピッチ外でのキャラクターを愛している。クールでおもしろくてとっても優しい。試合になると一転して彼はモンスターと化す。コスタに変わることを求めないでおこう。おそらく彼は残りのキャリアもこのままでいくだろう。
 
 

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